2007年7月22日日曜日

にっぽんこどものじゃんぐるって?

熱帯林の保護活動は、にっぽんこどものじゃんぐるの活動の原点です。1988年の新聞で、メキシコの少年が熱帯林保護活動をしているという記事を読んだことをきっかけに、1989年に会を発足して以来、中米コスタリカを中心に現地の熱帯林保護活動を、さまざまなかたちで支援してきました。遠い国のジャングル、でも地球上もっとも豊かな生態系をはぐくむ森を次の世代に残す努力をすることは、人類共通の課題だと思います。

■モンテベルデ保護連盟(MCL)
1989年、「子どもの永遠の森」創設に参画。世界44カ国の子どもたち、大人たちが集めた資金で作られた約17,200ヘクタール(現在も徐々に拡大中)の熱帯林保護区のうち、約16ヘクタールは日本の子どもたちがアルミ缶リサイクルなどで作ったお金を寄付して確保され、「にっぽんこどものじゃんぐる」と名付けられています。「子どもの永遠の森」を訪れる子どもたちのための「キッズハウス」の展示費用、植林事業、パトロール用の無線機、現地の子どものための環境教育の費用などには全国の皆さんからの寄付金もいっしょに送っています。

■グアナカステ保全エリア(ACG)
グアナカステ地域や生物多様性研究所(INBio)で行われてきた熱帯林研究プログラム、研究者養成プログラム、熱帯林再生のための植林事業などの支援を支援を支援してきました。この他、この保護地域の指導者である熱帯生態学者ジャンセン教授の熱帯乾燥林基金などにも協力しています。またグアナカステ地域は1999年にユネスコ世界遺産の指定をうけています。
にっぽんこどものじゃんぐるは、これらの支援先の人たちとの信頼関係、交流をなによりも大切にしています。

■こどもの活動
長野県須坂市峰の原高原にあるこどものじゃんぐるの本拠地では毎月数回、子ども達が集まって熱帯林保護の資金作りのためにアルミ缶のリサイクル、農作物作りなどをしています。また身近な大人たちと田植え、自然観察、勉強会、講演会、音楽会、お楽しみ会などを行い、子どもたちがさまざまな人たちと接する機会を作っています。

■ネットワーク
にっぽんこどものじゃんぐるは、国際こどものじゃんぐるネットワーク(ICRN)のメンバーです。同じようにこどもと大人が一緒になって熱帯林の保護を考えているスウェーデン、イギリス、アメリカ、ドイツなどのグループと連絡をとりあい、情報交換、プロジェクトで協力しあったりしています。

■国内林業支援など
日本の国土の70%を山(森林)が占める日本。でも木材の自給率は20%ほどです。今、身近にある木材を適切に使うことを考えなければ日本の森林は荒れるばかりです。そして、その一方で外材が大量に輸入されています。このままでいいのでしょうか。こどものじゃんぐるは学校のつくえやいすの国産材化、木質バイオマスの利用促進を考えています。その他、山を育てる林業家、山や木と関係の深い炭焼き、家具職人、大工さん達、さまざまNGOやNPOの皆さんと、幅広い交流をおこなっています。

■じゃんぐるな人脈
こどものじゃんぐるは、全国の支援者の皆さん、多くの専門家、研究者のみなさん、そして意外な皆さんのご協力で成り立っています。こどものじゃんぐるの一番の財産はこのじゃんぐるな皆さんです。
1993年より、組み木デザイナーの小黒三郎さんデザインの「ジャングルシリーズ」「コスタリカシリーズ」の売り上げの10%を毎年、活動資金としてご寄付いただいております。詳しくは遊プランのホームページ[http://www.u-plan.jp/t_contribution/]をご参照
ください。
■こどものじゃんぐるのメーリングリストを開設しています。どなたでも参加できます。

■寄付について
にっぽんこどものじゃんぐるでは皆様からの寄付金を募集しております。寄付していただいたお金は下記のように使わせていただきます
1.寄付金の10%は、こどものじゃんぐるの運営費、つまり海外との連絡費用、郵送費、コピー代などの事務経費などに使わせていただきます。残金は熱帯林保護にまわします。国内でのイベント、子どもたちの活動などに寄付金をあてることはいっさいありません。
2,1以外の寄付金はすべてコスタリカの二つの支援先に寄付いたします。いずれも寄付金がまとまった金額になったところで、現地と相談を重ね、納得のゆくものに寄付いたします。またプロジェクトなどは実行後終了報告、会計報告を受けます。

郵便振替口座0052-3-18864
コドモノジャングル
または、現金書き留めでお送りください。
ご協力よろしくお願いいたします。